保育士いじめの対処法 対処できなかった私が考える方法とは?

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いじめ、パワハラなど保育士が直面する人間関係の問題は業界全体の課題になっています。業界全体ということはどこでも起きている可能性があるということであり、一人の力ではどうすることもできないということでもあります。

それではもし保育士がいじめに遭ってしまったらどうすればよいでしょうか?今回はいじめに遭い、その時は対処できなかった私が「今なら考えられる対処法」をご紹介します。

保育士がいじめに遭ったら 一番の対処法はすぐに動く!

保育士がいじめに遭った際の対処法は、大きく分けて「逃げる」か「戦う」の2つだと言えます。この時「様子を見る」や「時が過ぎるのを待つ」という方法はかなり危険です。いじめに耐えられるだけの気力があればよいですが、いじめられているうちにどんどんメンタルがおかしくなってきてしまいます。

とにかく保育士のいじめの対処法は「すぐに動き出す」ことです。様子を見て私は失敗しメンタルがやられてしまいました。保育士のメンタルについては以下の記事もご参考にしてください。

保育士はメンタルやられるとアウト?その理由と予防方法を考える
精神的にきついと言われる保育士の仕事。人間関係など、保育士のメンタルがやられる要因はたくさんあります。保育士のメンタルがやられると、復活の道のりはかなり厳しいものになってしまいます。今回はその理由と、メンタルがやられないための予防法を考えていきます。

保育士のいじめの対処法 逃げる

それではすぐに動き出すとして、具体的にどうすればよいでしょうか。まずは逃げるという方法について考えていきます。

退職・転職する

一番手っ取り早い保育士のいじめの対処法は退職・転職することです。環境を変え、いじめる側と会わなくなってしまえば解決します。

とは言え退職も転職も勇気がいることですし、大きなイベントであることは間違いないですよね。ですが大きなイベントであるがゆえ、元気なうちに進めないと後々メンタルがやられてからでは退職するのもそうですし、転職活動にも影響が出てしまうのです。

保育士のいじめの対処法の一つは退職・転職です。
保育士の退職については以下の記事にも詳しく書いています。

保育士辞めたいと思ったら 状況別に退職方法を考える
保育士を辞めたいと思った際、どうやって退職していけばよいかという問題に直面します。そこで今回は健康な状態だけど保育士を辞めたいのか、それとも既に体調やメンタルに影響が出ているあるいは出そうな場合なのか、それぞれどのように退職していけばよいかを考えていきます。

休職する

病院の診断書が必要になりますが、休職するというのも保育士のいじめの対処法の一つです。休職することでメンタルの回復や、場合によっては復帰後の配置換えもあるかも知れません。

しかし休職しただけでは根本的な解決にはなりません。休んだからといっていじめる側の人間が変わるわけではないです。私も休職をしましたが、復帰後いじめは酷くなりました。

休職することで「戦うメンタルを取り戻す」ということであれば有効な対処法であると言えますが、休職してその後復職しても結局退職というパターンが私を含め多いように感じます。

休職して全てが解決するわけではありません。そのことは考えておきましょう。

保育士のいじめの対処法 戦う

保育士のいじめの対処法、続いては戦うという方法です。戦うといってもケンカをするという意味ではありません。どのように戦えばよいでしょうか。

毅然とした態度で対応する

嫌なことをされた、仕事を押し付けられたなど、毅然とした態度で断りましょう。そうすることによりいじめがなくなる可能性もあります。

しかしこの方法ができるのであれば、そもそもいじめに遭わないのではないかなとも思います。

記録を取る

いじめられたことを記録に取りましょう。いじめの確たる証拠になるからです。本当ならボイスレコーダーなどにも記録ができればベストなのですが、保育をしながらなのでそこまでは難しいかと思います。

まずはいじめと思える行動をメモしておき、家で日付や内容を日記のように残すというだけでも十分です。
記録を残したうえで取るべき行動は以下の2つになります。

上司に相談する

まずは上司に相談してみましょう。記録が証拠になり、解決のために動いてくれる可能性もあります。

しかし事なかれ主義の上司も少なからず存在します。その結果いじめがなくならなかったり、もっと酷くなったりということもあり得ます。

上司のその時の対応や、普段から信頼できる人なのかどうか、それにより対処法がまた変わってくると言えるでしょう。

専門機関に相談する

職場のいじめに関する専門機関は全国にあります。それらを利用するというのはかなり強力な対処法です。その際記録があるということは重要です。

いじめは大きな問題です。戦うのであれば、専門機関を利用するということもぜひ検討してみてください。

保育士のいじめ なくす方法は?

最後に保育士のいじめをなくす方法について考えていきます。

一人ひとりが人間関係を作っているという意識を持つ

冒頭で「保育士のいじめは一人ではどうにもならない業界全体の問題」と書きましたが、一人ひとりが意識を持てば全体とまではいかなくても、その職場は少しずつ変わっていけるかも知れません。むしろそう意識が持てるような職場ならいじめは起こらないでしょう。

「自分さえよければ」とか「自分たちさえよければ」という考えは持たないことです。保育士は今や貴重な人材です。ただでさえ人手不足なのに、いじめでその人材を潰すのは間違いです。

いじめなどの問題が起きた際に行動する

いじめやパワハラが起きた際に行動するということも大事です。最近では上司のパワハラを理由に保育士が大量に退職するというニュースが全国であります。お子さんを預けている保護者の方や園児たちには不安な出来事と言えるでしょうが、このような動きが出てきていることは今後の保育業界への布石になるかも知れません。
保育士の一斉退職に関する内容はこちらの記事にも書いております。

保育士が一斉退職する理由は?根本的な原因を考察する
全国で起きている保育士の一斉退職のニュース。その理由は何でしょうか?またその根本的な原因はどこにあるのでしょうか。今回は保育士の一斉退職について、理由や原因など私の意見や経験を交えながら解説・考察していきます。

いじめの場合も、いじめる側は声が大きい人や園内での立場が強い人が多いでしょうが、いじめられる側を孤立させるのではなく、他の職員も見て見ぬふりではなくおかしいものをおかしいと言うといったことが必要になってくると言えます。それにより「いじめられた側が耐えられず退職」という流れを止め「いじめる側を排除する、または変えていく」という形になってくるかも知れません。

今の状態は保育業界全体として良くない状態です。「行動する」という流れを作り続ける必要があります。

まとめ

今回は保育士のいじめの対処法について考えてきました。これだけ考えられるようになった私も、いじめられていた時は思考が止まり、本来の仕事ができず、ただつらい日々を送っていただけでした。それがいじめというものです。

もしいじめられている方がいらっしゃったら、すぐに動き出してみてください。一番大事なのは自分自身です。そしてもしいじめを目撃された方がいたら、どうにか行動してみてください。

それでは、今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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