保育士の人間関係は最悪?その理由や解決策、私の体験談も

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保育士の人間関係は最悪!と思われている方も少なくないのではないでしょうか。保育園にもよりますが、保育士の人間関係が最悪になっているところは少なくないと言えます。

それではなぜ保育士の人間関係は最悪になってしまうのでしょうか。私の体験談を踏まえながら、理由や解決策を考えていきます。

保育士の人間関係が最悪になってしまう理由

それではまず、保育士の人間関係が最悪になってしまう理由から考えていきましょう。

立場の強い保育士の存在

まずは立場の強い保育士の存在が保育士の人間関係を最悪にしている場合があります。ここで言う立場が強いとは「年齢が上」「声が大きい」「そもそも性格がきつい」「仕事ができ上司に一目置かれている」などです。

「年齢が上」の人や「仕事ができる人」は必ずしも保育士の人間関係を最悪にしてしまうわけではありませんが、「声が大きい」「そもそも性格がきつい」という人は厄介な場合があります。

声が大きいとは声のボリュームの話ではなく、自分の意見などをストレートにぶつけ時には上司にも平気で意見するような人のことです。その能力そのものは正しく使えば「上司にも物申せる頼もしい人」となるのですが、私が出会った声の大きい人は「弱い保育士を攻撃する」ような人でした。

私の経験を一つ書きますと、私が夕方の保育中、雨の日で正直自分でも上手く保育できていないと感じるほど室内はざわざわしていました。

そんな中ある声の大きいベテラン保育士がこちらをちらちら見ながら主任にひそひそと話をしていたのです。夕方の保育が終わったあと、私は主任に叱られるということがありました。

私の力不足もありますが、この体験談の問題点は「上司は声の大きい職員の言うことを信じがち」「別角度(雨で大変だから補助を付けるなど)で助けてもらえない」という点です。ちなみにこのベテラン保育士には私が夕方パートをしていた時、子どもがまだ落ち着いていないのに「もうふくだ先生が保育する時間だから保育から抜けましょう」みたいなことを他の職員に言っていたということもありました。

立場の強い保育士というのは「正義感がある」とイコールでないことが、保育士の人間関係を最悪にしている場合を作っています。

派閥の存在

保育士には派閥があることもあるようです。実際私がかつて勤めていた園では職員数が多く、派閥のようなものは存在していました。

それ自体はある意味仕方のないことです。仲の良いもの同士飲みに行ったり遊びに行ったりして発散して終われば良いのですが、そうはいかないこともあります。

仲間内の飲み会で悪口言って終わればよいものをわざわざ露骨に現場でも態度に出してくる人、人によって態度が変わる人、中には派閥を裏切るようなことをして保育士の人間関係が最悪になるパターンもあるでしょう。またこれは悪いことではないのですが、派閥のようなものが嫌で保育士の人間関係に嫌気がさしている人もいると思います。

ピリピリした雰囲気の保育園は全体がピリピリしてきます。私自身もその頃はピリピリしていたかも知れません。実際雰囲気が嫌ですぐに辞めた保育士もいたので、私も反省しなくてはいけませんね。

上司が保育士の人間関係を最悪にしている場合も

中には園長や主任という立場でありながら、保育士の人間関係を最悪にしている場合があります。具体的には「ターゲットを決めていじめる」「ワンマン過ぎる」「上司対一般職員の構図になっている」などです。

私自身は「保育士 いじめ」に遭っていた時、上司から「助けてもらえない」「知っていながら放置される」「いじめた側はお咎めなく、体調を崩した私が悪者扱いされ退職に追い込まれる」という経験があり、今でも傷が癒え切らず苦しんでいます。

上司の力はもしかしたら本人たちが思っている以上に強力なのかも知れません。だからこそ「自分の力の大きさをよく理解して行動する」上司が必要ですね。

保育士の人間関係が世間から軽視されている

最後に保育士の人間関係が最悪になる直接的な理由ではありませんが、世の中から保育士の人間関係が軽視されているということも挙げられます。

保育士不足の時代で、最近は「保育士の給料を上げるべき」「保育士の業務効率化を」といった声が上がっています。実際に動きも起き始めていますね。

それ自体は良いのですが「保育士の人間関係を良くすべき」といった声は外からはなかなか上がってきません。

しかし「保育士の人間関係が最悪だから辞めた」という人は決して少なくありません。保育士の退職理由に人間関係はいつも上位に入ってきています。

なかなか「保育士の人間関係を良くしよう」という動きにはなりません。そもそもどうすれば良くなるのか、わかっていないとも言えるかも知れません。この問題はまだまだ保育園自体や保育士一人ひとりにかかっていると言えるでしょう。

保育士の人間関係が最悪な時の解決策はある?

それでは保育士の人間関係が最悪な場合、解決策はあるのでしょうか。考えていきましょう。

深く関わらない

まずは「深く関わりすぎない」「仕事と割り切る」といったことが挙げられます。言わば気にしないということです。これは正直根本的な解決にはなっていませんし、できる人できない人がいますよね。

できる人なら「深く関わらない」という方法は有効です。どうしても気になってしまう場合は他の方法を考える必要性もあります。

メンタルやられる前に「言う」

保育士の人間関係が最悪な場合、自分の意見や嫌なことなどは「言う」ということがかなり大事です。それも「早め早め」の発言や行動が大事になってきます。

なぜなら「言わない」から「言えない」に変わってしまうからです。理不尽なことをされて言い返せずにいると、私も経験があるのですが「いつからか全く自分の主張を言えなくなってしまう」からです。

早いうちに自分の主張を言えなかった私も悪いのですが、言わずにメンタルがやられてくると「自分が悪いのではないか?」という思考になり何も言い返せなくなってしまいます。これは危険です。

保育士の人間関係が最悪で、もしメンタルやられてしまうとかなりつらい思いをすることにもなります。その辺りはこちらの記事でも詳しく書いています。

保育士はメンタルやられるとアウト?その理由と予防方法を考える
精神的にきついと言われる保育士の仕事。人間関係など、保育士のメンタルがやられる要因はたくさんあります。保育士のメンタルがやられると、復活の道のりはかなり厳しいものになってしまいます。今回はその理由と、メンタルがやられないための予防法を考えていきます。

自分自身はフラットに振る舞う

保育士の人間関係が最悪でも、自分自身が周りにつられて悪い雰囲気を作ってしまってはその職場の関係性は良くなりません。むしろ他の被害者を作ってしまうことにもなりかねません。

自分自身は常にフラットに周りと関わることは大事です。仲良くするなということでなく、苦手だと思う人や「正直この人仕事できないな」と思う相手でもフラットに関わろうとすることが必要になります。

私自身もまだメンタルが元気だった頃「使えないと思う若手に厳しかったかな」と反省することがあります。保育士一人ひとりがどんな相手でもフラットに関わろうという意識を持つことが、保育士の人間関係を改善する鍵になると私は考えています。

早めに保育士という仕事の適性を見極めるという方法も

ここまで書いてきたように、保育士の人間関係は最悪な場合が多く改善していくには様々な課題があると言えます。子どもと日々楽しく遊んでいればいいというわけではありません、このような問題と付き合うことも保育士を続けるうえで大事になってきます。

自分自身、それも踏まえて「保育士を続ける(目指す)のか?」ということを早めに考えることも必要です。私自身、保育の世界の悪いところを知っていたつもりでも更に見せつけられました。その結果「では今後保育以外に何ができるのか?」という問題に悩まされています。

若手の方やこれから保育士を目指そうという方は「本当に保育士でいいのか?」と早めに考え、思い切って方向を切り替えるのも一つの手です。

保育士に自分が向いているかどうか悩んでいる方はこちらの記事も参考になさってください。

保育士に向いている人の特徴は?目指す前段階で気付きたい理由も
保育士を目指そうかどうか悩んでいる人の中には「自分が向いているかわからない」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は保育士に向いている人の特徴を特に初歩的な目線で考えていきます。また早めに向いているかに気付くべき理由も挙げていきます。

本当に無理なら退職や転職も考える

保育士の人間関係が最悪で「もう本当に無理!」という場合、退職や転職を考えるという方法もありです。退職や転職はエネルギーを使いますが、そのままとどまってもなかなか事態は改善していきません。それならば早めに次へ進むということも大事になってきます。

保育士の退職方法についてはこちらの記事でも詳しく書いています。

保育士辞めたいと思ったら 状況別に退職方法を考える
保育士を辞めたいと思った際、どうやって退職していけばよいかという問題に直面します。そこで今回は健康な状態だけど保育士を辞めたいのか、それとも既に体調やメンタルに影響が出ているあるいは出そうな場合なのか、それぞれどのように退職していけばよいかを考えていきます。

転職をする場合、早めに動くことで経歴に穴が開かないなどメリットもありますが、もしメンタルがやられてしまっている場合、一旦少し休むという方法も有効です。

また年度を終えてからすぐの転職を考えているのであれば、自力で転職先を探すこともできますが仕事をしながらの転職活動はかなり大変です。転職サイトに登録してみるという方法も有効です。

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まとめ

今回は保育士の人間関係が最悪な理由や解決策を私の経験も踏まえながら考えてきました。なかなか簡単にはいかない問題であると言うことができますね。

まずは自分自身が人間関係を悪くしないことと、自分自身を大切にすることが大事と言うことができます。一人ひとりがそのように心がけることで、少しずつ保育の世界の人間関係が変わっていくことを願っています。

それでは、今回も最後までお読みくださりありがとうございました!

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