父親の育児参加方法(幼児期編) お父さんはどうやって子育てに参加するべきか?

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こんにちは、フリーランス保育士のふくだけいごです。今回のテーマは「お父さんはどうやって育児に参加したらよいか?」です。これは私の主観的な話になってしまいますが、世間の風潮は「お母さんはこんなに大変」「お父さん、サポートしてあげなさい」という感じになっていると思うのです。実際「お母さんは大変」というのは正しいと思います。家事に育児、働いている人なら仕事もあり、それらを全てこなさなくてはならないからです。でもお父さんも大変ですよね。ですがお母さんがほぼ一人で育児を行う、いわゆるワンオペ育児は心身ともに負担がかかってしまうのも事実です。ではお父さんがどうやって子育てに参加していけばよいか、考えていきたいと思います。今回は幼児期(おおむね3歳~6歳)についてです。

一緒に遊ぶことこそ一番簡単な育児参加

「育児参加って何をすればいいの?」「自分にできることなんて何もない」と難しく考えておられるお父さんもいらっしゃるのではないでしょうか。確かに家事も育児も、色々なことができればお母さんの負担は激減するでしょう。しかし実際はそこまで難しいことは求められていません。少しのあいだだけでも「自分が子どもを見ている」という時間を作るだけでいいのです。一緒に遊ぶだけ、それだけで十分貢献できるのです。
では何をして一緒に遊べば良いのでしょうか。

一緒に公園に行く

まず思いつくのが公園に行くことだと思います。近所に公園があれば行ってみましょう。そこでたくさん走り回るもよし、遊具でじっくり遊ぶもよし。近所に公園が複数あれば、日によって行く場所を変えればバリエーションにもなります。例えばブランコなど最初は「押して!」と何回も子どもに言われたり、乗り方が危なっかしかったりするとは思いますが、少しずつ自分で乗れるようになるなど成長を見ることもできます。
他にもサッカーや野球が得意なお父さんなら、教えてあげるのはどうでしょうか。自分の趣味や特技を生かすことで、お父さん自身にとっても楽しい時間になりますよ。

おもちゃで遊ぶ

これもすぐに思いつくことだと思います。家にあるおもちゃで一緒に遊ぶのです。特にお子さんが男の子の場合、上手く遊べるのではないでしょうか。逆に男性というのはままごとや人形遊びが絶望的に下手である場合が多いです。私自身の子は男の子ですが、保育士として保育園で女の子と人形遊びをするとつい話を脱線させてしまっています(苦笑)逆にブロックなどは男の人の方が上手だと言われています。
話が少し逸れましたが、お子さんとおもちゃで遊ぶ場合、大人としてはすぐに飽きてしまいがちです。ですが子どもは一人で遊ぶ力も持っています。なので最初の数十分だけでも一緒に遊び、あとは側で見守るのでも十分です。一人で遊び始めてしまえば、お父さんもひと息つけるはずです。

ゲームで遊ぶ

「ゲームで遊ぶのはちょっと・・・」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、大人と一緒に時間を決めてであればそこまで神経質にならなくても良いと思います。逆にゲームが好きなお父さんなら一緒に楽しい時間を過ごせるかと思います。最近はみんなで遊べるゲームも多いですからね。
ただしやりすぎは禁物です。必ず時間を決めて、終わったら目を休ませましょう。同様に動画を一緒に見るというのもよいと思いますが、こちらも時間を決めて行うようにしましょう。

一緒に絵を描いたり工作をしたりする

これは得意不得意が分かれてしまいますが、一緒に絵を描いたり工作したりするのもオススメです。絵や工作が好きなお父さんなら楽しいと思いますが、苦手なお父さんでも、一緒に描くことで笑いが取れるなど楽しい時間が過ごせると思います。
私自身絵を描くことが好きですが、私の子どもも好きなためたいへん盛り上がります。何も見ないで描き妻に「何を描いたかクイズ」のようにして遊ぶこともあります。この遊びは絵が上手くなくても楽しめる遊びです。
遊びの中で子どもの絵が上達していきます。また鉛筆の持ち方やハサミの使い方を指導する場になるなど、メリットの多い遊びになります。

一緒にどこかへ出かける

一緒にどこかへ出かけるというのもオススメです。出かけるといっても遠出をするということではありません。車が好きな子であれば歩道橋から車を眺めたり、電車が好きな子であれば踏切を見に行ったり、近場でできることでいいのです。また買い物に行ったりコンビニに一緒に行ってきたり、その程度で良いのです。ちょっとの時間家を空けるだけでも、お母さんからしたら助かるものなのです。
もちろん、余裕があれば一日や半日出かけてくる!というのもありです。ですがまずは近場の買い物など、お子さんと出かけてみてはいかがでしょうか。

やらないことにはいつまでも慣れない

ここまでお父さんの育児参加方法の一例を挙げてきました。難しいことはないと思います。それでも最初は「子どもが言うことを聞いてくれない」など、上手くいかないことがあるかと思います。ですが子育てはやればやるほど慣れてくるものなのです。なので最初は上手くいかなくても、継続することでコツが掴めてくるはずです。まずはやってみるということを目標にしましょう。お子さんはお父さんと遊べるのが嬉しいはずですよ。

お父さんが子育てに参加する際のポイント3つ

ではお父さんが育児参加する際の注意点は何でしょうか。大きく分けて「無理をしない」「自分自身のケアも行う」「感謝の気持ちを持つ&自分も楽しむ」の3点だと思います。次の項から詳しく書いていきます。

できない時ははっきり「できない」と言う

お父さんが子育てに参加することのメリットは、お子さんとの信頼関係が深まること、お母さんが助かること、主にこの2つであると言えます。しかし冒頭で書いた通り、お父さんだって大変ですよね。毎日仕事に行き、そこでの疲れや悩みもあるでしょう。そういう時は無理をしないことも大事です。「今週は疲れているから休ませてほしい」とあらかじめ話しておきましょう。この時あらかじめ話すということが大切です。その場になって「疲れているから無理」と突き放すのは角が立つ原因になってしまいます。なので疲れているのであればそのことを、お母さんである奥さんに相談するイメージで話をしましょう。

自分自身の時間も作る

お父さんが子育てに参加する際、ここまで書いた内容のようなことを実践するとなると仕事が休みの日になると思います。もちろん、仕事の日の帰宅後にちょっとした時間を使うことも効果的ですが、たくさん時間を使ってお子さんと関わろうとなると、やはり休日になるかと思います。
休日の育児参加でポイントになるのは、せっかくの休みなので自分自身の時間も必ず作ることです。休日に疲れ果て、仕事でも疲れ果ててしまっては今度はお父さんが苦しくなってしまいます。何事もほどほどが大事です。
例えばお子さんがお昼寝をしている時間や、少しの時間動画を見せたりゲームを見せたりしてその時間を自分の趣味の時間に充てるのです。このようにメリハリをつけることで、お父さん自身の育児の負担も軽減します。
自分を犠牲にして家族や子どものために過ごすのは仕事の時だけで十分なのです。自分自身のことも大切にしましょう。

感謝の気持ちを持つ&自分自身も楽しむ

感謝の気持ちを持つということは育児を協力し合う点でとても重要です。自分ではできないことや普段丸投げになっていることに対して、感謝の気持ちを言葉で伝えることが大切です。「自分だって精一杯やっている」と思うこともあるかも知れませんが、まずはこちら側が感謝を伝えるのです。夫婦の結束が高まるほど、子育ては上手くいきやすいです。
また自分自身が子育てを楽しむことも重要です。楽しければ育児参加にも積極的になれるはずです。そのために見方を変えてみるということも大事ですし、自分が楽しいことを子育てに取り入れるということも良いでしょう。

おわりに

今回はお父さんの子育て参加をテーマに記事を書きました。もちろん、どうしても一人で子育てをしなくてはならない家庭もあると思いますし、あるいはシングルで頑張っておられる方もたくさんいらっしゃると思います。いずれそういう方向けの記事も書いていけたらと思っております。
最後までお読みくださりありがとうございました!

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